【シン・エヴァンゲリオン劇場版】どうしてエヴァビジネスは拡大し続けるのか。
19年7月6日、シン・エヴァンゲリオン劇場版の冒頭映像が世界同時公開された。
舞台は誰も想像しなかったパリ。
冒頭映像から相変わらず謎に包まれており、全世界が熱狂した。
このイベントは「0706作戦」と呼ばれて、オンライン配信を含めれば150万人ものファンが、同時に動いた計算になる。
エヴァのアニメが話題になっていた当初は、パソコン通信が一般の手にも渡り始めていた時期。
謎めいたストーリーであるエヴァを、誰かと語りたい。
そこに「掲示板」やブログブームが加わり、ユーザーがコンテンツを作ることで口コミが広がっていく流れが生まれた。
新劇場版は、なかなか完結しないことで有名で前作から実に7年の月日が流れている。
しかし、その間も様々なジャンルでエヴァコラボ商品が話題には上がる。そこで、アニメを観たことのない層にまでエヴァの存在が伝わっている。
エヴァは、コミュニティ全盛期の今よりもかなり早い段階で、こういったマーケティングを仕掛けていた。が故に、急に冒頭映像を公開しても「事件」扱いされるのである。