新世紀エヴァンゲリオン旧劇場版は、新劇場版とどう違うのか。【シト新生】【Air/まごころを、君に】

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この記事では、エヴァンゲリオン旧劇場版シリーズと新劇場版シリーズの違いについて書いていきます。

 

シト新生と、Air/まごころを、君にって分かれているのはなぜか?

1995年秋から1996年春まで放送された同テレビアニメシリーズ、『新世紀エヴァンゲリオン』の第弐拾伍話と最終話をリメイクし、完全新作として上映されたものである[注 2]。本作をもって『新世紀エヴァンゲリオン』は完結を迎えた。

当初は1997年春公開の『新世紀エヴァンゲリオン劇場版 シト新生』で完結する予定だったが、『REBIRTH』編の制作が間に合わなかったために途中までの公開となり、同年夏に本作が公開されることとなった(詳しい経緯は『新世紀エヴァンゲリオン劇場版 シト新生』を参照のこと)。なお『REBIRTH』編で公開されていた部分についてはアフレコ、SE、BGMの録り直しや、画面上での若干の修正、追加が行われている[3]。

参照

新世紀エヴァンゲリオン劇場版 Air/まごころを、君に - Wikipedia

 

主人公たちの内面を描いたTVシリーズ第弐拾伍話と最終話の2話は、TVシリーズ第弐拾四話までの伏線や謎の回収を完全に放棄しており、一般的な作劇の方法から見れば物語の完結と言えるものではなかった。本作のパンフレットなどによれば、製作者もそのことは承知していたようである。そのため、TVシリーズ放映終了1か月後の1996年4月に、最終2話は当初の脚本に沿った形でリメイクし、すでに順次発売されていたVHSとLDでソフトとして発売すること、次いで最終2話のリメイクとは別の完全新作の劇場版の製作・公開が発表された[1]。

新世紀エヴァンゲリオン劇場版 シト新生 - Wikipedia

 

概要をまとめると、、

シト新生

DEATH編は、アニメ24話までの総集編。しかし、時系列を無視しているため初見向けではなかった。

 

REBIRTH編は25話【air】の前半部分までが描かれた。

 

劇場版で、伏線は回収と言いながら全く回収されなかったために炎上した。

 

 

結局のところは総集編である。当時はネットもdvdもなかったために、その映画が何を描いているか調べる術がなかったのだろう。

 

 

 Air/まごころを、君に

25話の後半、2号機が量産型に食い殺されるという「エヴァで最も残酷なシーン」までが前編として描かれた。

 

無気力になっていたシンジが、初号機にのった瞬間に眼前に広がったのは槍で串刺しになった2号機。シンジは発狂する。

 

絶望したシンジを依代に、サードインパクトが起きる。

 

が、シンジは人類が一つになる「人類補完計画」を否定して、個々の人生がある悲しい世界を選ぶ。

 

 元の世界へと戻ってきたシンジは気付くと赤い海に囲まれた白い砂浜にアスカと横たわっていた。アスカの存在に気付いたシンジはアスカの首を絞めはじめる。その最中にアスカから頬を撫でられ、首を絞めるのを止めて嗚咽するシンジに、アスカが一言「気持ち悪い」と言い放つのだった。

 

プロデューサーの大月俊倫は「あまり言うとネタバレになっちゃうんですが(笑)12年前の『エヴァ』では、あの頃の社会状況や庵野さんの内面の問題があったりして、 特に劇場版は世界が破滅して、シンジとアスカだけ生き残るという破滅的な形で終わりましたから、あの続きはありえないんですよ」とシンジとアスカのみが生存との製作側の認識を示している[5]。

 

 

 

同様に劇場版主題歌「魂のルフラン」の歌詞についての及川眠子へのインタビューでも、「みんな死んじゃうから、というので輪廻をテーマにしたんです」、「魂のルフランはこれで終わりという歌ですから、新しい詞は書きようがないんですね。輪廻を出してしまったら次はないですよ。今度の映画ではみんな死んじゃったんでしょ」、「打ち合わせの時にみんな死んじゃうんですかって(庵野に)聞いたら、次が出来ないように殺しちゃうんです。もう疲れましたからって(笑)」としている。

 

また、大槻ケンヂとの対談でどういう話(テーマ)なのかと聞かれた際、庵野は「最終的には、いいじゃん、他人がいても、ということですね」と述べている[6]。

  

新劇場版シリーズでは、Qのラストでカオルくんがアニメとは違う形で死んでしまう。その絶望をきっかけにシンジはフォースインパクトを起こし掛けるが、ヴンダーが阻止する。

 

無気力になったシンジ、14年後のアスカ、綾波シリーズの初期型レイが赤い大地を歩くところで終わっている。

 

旧劇場版シリーズとは全く異なる展開を見せているために、ここからどうなるか分からない。シンジの内面世界よりも、元ネルフとヴィレの戦いが中心になっているようにも見える。

 

シンジは人類を一つにしたいと思うのか、レイやアスカと崩壊した世界で生きることを選ぶのかは分からない。